クック村が出来るまで その①

クック村が出来るまで

 

TikTokで毎日配信されているクック村

たくさんの犬やネコたちが自由に暮らしている。
その自由な姿に毎日振り回される私。

そこに出て来る子たちのほとんどは
決まった飼い主がいない。
でもどの子も素直で愛される存在で、人間を愛してくれる。

今回からシリーズで
クック村がどのように誕生したか
お伝えしてみようと思う。

まずクック村の小さな始まりは、
2020年春トルコのアンタルヤの、とある通りに
私が引っ越してきたことから始まった。

ちょうどパンデミックで外出が出来ない中
窓を開けると大きな古い毛布の様な犬が
道路の真ん中で寝そべっている。

車に踏まれそうで踏まれない。
トルコの車は慣れた物である。

気になりすぎて毎日見るのが日課になった。

その犬は
たまに起き上がってゆっくり歩いて来て
私のアパートの入り口で寝る。
水をあげても少し頭を上げてチラッと見てまた寝る。

そのうち私が通ると顔を上げるようになる。
でもそれ以上でも以下でもない。

なんとなく秋田犬に似ていたので
私はアキちゃんと呼ぶことにした。

ある仕事帰り毛布のような犬と公園で出会った。
あきちゃんだ。

そのまま家の前まで帰った。
アキちゃんはそのまま道路に横たわり寝た。

次の日の仕事帰り
また公園で出会った。

彼は私がやって来るのを待っていたかのように
こっちをみて尻尾を振っている。
そして家の前まで一緒に帰った。

それからほぼ毎日彼は私を公園で待っているようだった。

家の前でずっと寝ている時は無反応なのに
帰りには公園で待ってる。
不思議な2人の関係がスタートした。

そしてアキちゃんと関わることで私は
ノラ犬やネコの世界に引き込まれることになっていく。

クック村の小さな始まり。
続く

クック村基金が開設されました。
クック村の子供達の【医食住】のため。
さらに5月までしか滞在許可がない
あいらが、次の滞在許可が取れなかった場合に備えて
ここに住む子どもたちの日本へ大移動の準備をスタートしました。